「仕事」について考えてみる
人生の大半でかかわる「仕事」。
一体なんだろう、ということで調べてみました。
大辞林によると、、、
“動詞「する」の連用形「し」に「こと(事)」の付いた語。「仕」は当て字”
“するべきこと。しなければならないこと。 「台所の-」 「 -が片付く」 「 -に取りかかる」”
“生計を立てるために従事する勤め。職業。 「お-は何ですか」 「 -を探している」”
だいたいのところ、「するべきこと」っぽい。
なるほど。
やりたい仕事って、ないんじゃないか
仕事は「するべきこと」であって、「やりたいこと」にはならないんじゃないか。
そもそもが「生計を立てるために従事する勤め」だから、自分から動いてはいるけど、それは自分の意思とは違うものである雰囲気がする。
自分ではない何かによって生まれた事をこなさなければいけないといった感じ。
「仕事」と「働く」は別物か
仕事がそんな雰囲気を持っているとしたら、「働く」ってなんだろう。
これも大辞林によると、、、
“肉体・知能などを使って仕事をする。一生懸命にする。 「 - ・いたあとは飯がうまい」 「このプロジェクトの中心になって-・く」”
“職業・業務として特定の仕事をもつ。 「 - ・きながら大学を卒業した」”
“機能を発揮する。効果・作用が十分現れる。 「もう疲れて頭が-・かなくなってしまった」 「勘が-・く」 「なかなか悪知恵の-・くやつだ」 「遠心力が-・く」”
“そのものとしての力が生かされる。役に立つ。”
あれ、仕事が登場している。
機能といった意味合いもあるようですね。
うーーん、なかなか難しい感じがしてきました。
「仕事」と「働く」は別物のようですが、仕事は「モノ」で、働くことは「状態」といったところでしょうか。
こうなってくると、「仕事」も「働く」も日本的なものの匂いがしてきました。
英語で言えば Work となると思いますが、仕事とも働くとも若干違うニュアンスな気がします。
ちょっと飛躍しますが、この辺が日本人と海外の方の仕事やWorkに対するスタンスの違いを生んでいるんじゃないかなぁと思うわけです。
なんだか、頭の中が窮屈になってきたので、この辺で。
“誰か今答えてよ この平行線はどこまで 続いてる?続いてる? 僕を置いて、ねぇ。”
「パラレルスペック」 - ゲスの極み乙女